介護職員初任者研修の役目とは?

介護職員初任者の役目とは、高齢や障害によって、自分らしい生活が困難になった人に対して日常生活動作(ADL)の自立と生活の質(QOL)の改善を目指して、生活全体をサポートすることです。

介護職員初任者は、その人らしい自立した生活を送れるように、専門的知識とスキルを使って、対人援助・身体的・文化的・社会的生活援助や生活環境の整備などにあたる必要があります。介護をする際は、自立支援・ノーマライゼーションの実現・基本的人権の尊重・養護・自己実現の援助が求められます。

自立支援とは、高齢者や障害者が、その能力を最大限に活用して、社会の一員として主体的に生活をしていけるように自己決定し、自分らしく自立した生活ができるように援助することです。またノーマライゼーションの実現とは、介護が必要であっても、一般の人が普通に営んでいる生活をするという当たり前の生活を実現するようにすることです。

基本的人権の尊重・擁護というのは、人間が生まれながらにして持っている普遍的な権利のことを言います。人間らしく生きる権利、自由に生きる権利、平等の権利などが存在します。介護従事者は、利用者の基本的人権を尊重・擁護しなければならないのです。

最後に、自己実現の援助ですが、一人ひとりの生活スタイルが尊重され、身体的・文化的・社会的生活面や生活環境面の充実を図り、その人らしい生活ができるようにサポートすることをいいます。介護職員初任者研修資格保有者であるホームヘルパーが対象とするのは、身体上また精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある人と定義されています。身体障害者、精神障害者、知的障害者、要介護高齢者になります。